餃子作りに携わって50数年、そしてこれから
創業当時(1967年)の社屋
昭和50年代の双和食品工業
現在の工場
当店「餃子の王国」は誕生から約21年ですが、餃子作りはもっと前から行なっています。 1967年に個人創業から始まった「双和食品工業」は餃子作りに携わって50数年――。 「まごころでつくる、手づくりの味」をモットーに餃子一筋に打ち込み皆様の食生活の一端をになってまいりました。 そして、次の時代の新しい食品、ひいては食文化に貢献すべく日夜努力を重ねてまいります。 私たちはこれからも、「まごころで信頼の味をひろげる双和食品」を企業使命感として、 お客様の繁栄をお約束しながら、皆様に愛される企業づくりを目指してまいります。
餃子への想い
餃子作りに携わって50年以上――
「質を落とすくらいなら売らない」
という信念のもと、
高水準の品質と味を守り続けてきました。
当店の餃子は豚肉、キャベツ、たまねぎ、にら、にんにく、生姜のどれか一つでも欠けたら作ることはできません。 旨味たっぷりの豚肉に新鮮さ第一の野菜、それらを食感を損なわない程度に練り合わせ、旨味を閉じ込めるために急速冷凍。 ご注文から梱包、配送までスピーディに行い、作りたての生餃子をお届けしています。
安心・安全な素材のみ使用
野菜は九州にある契約農家の新鮮な野菜を使用してします。 豚肉も地元熊本を中心とした国産を使用し、その中でも黒豚肉は希少性の高い国内産純粋黒豚のみ使用。 安心して召し上がっていただける素材を厳選しています。
純国産肉へのこだわり
餃子に使用している豚肉は地元熊本を中心とした鹿児島・宮崎・大分県産の純国産。
当店の豚肉は旨味がつよい黒豚肉と、あっさりした味わいが特徴の白豚肉の2種類を使用しています。
ほとんどが白豚肉になりますが、黒豚生餃子などに使用している豚肉は
鹿児島県・宮崎県産の希少性が高い国内産純粋黒豚(バークシャー種)を使用しています。
口に含んだ瞬間ジュワッと広がる肉汁、柔らかな肉質。
そんな豚肉を探し続け、試行錯誤の末、ようやくたどり着いたのが「純粋国産黒豚」でした。
肉は野菜と違って生産者から直接仕入れるわけにはいきません。
養豚農家→と畜・カット工場→販売会社を通じて当店に卸されます。
工場では黒豚肉と通常の白豚肉も製造(カット)されています。
混在しないように朝一番に黒豚をと畜し、白豚との切り替え時には約10頭程度感覚を空ける徹底ぶり。
頭肉処理工程では黒豚の処理が終わるまで完全にラインを止めDNAレベルの混入も防いでいます。
「安心・安全」な製品を出荷するためトレーサビリティ制度が徹底されており、豚肉がどこの農場でどのような肥料で育てられてきたかまで管理されています。
そのため、黒豚肉100%を自信を持って謳うことができます。
もちろん白豚肉も純国産ですので、安心してお召し上がりいただけます。
地元九州を中心とした契約農家の新鮮な野菜
野菜は鮮度を第一に、可能な限り採れたての新鮮野菜を使用。 できるだけ生産地を訪問し生産者さんとお話をし、顔の見える製品づくりを心がけています。
餃子の食感の肝となる「キャベツ」は地元・熊本県のものを使用しています。 夏は涼しい矢部・波野の高冷地から、冬は温暖な竜北からやってきます。 餃子の王国では毎日約1,000kg、個数にして約800個が餃子の具材に変身します。 せっかく植えたキャベツの苗が大雨で流れてしまったり、逆に雨が降らず畑がひび割れ、 巻が悪いキャベツになってしまうことも。 そんな厳しい環境を乗り越えたキャベツだからこそ、美味しい餃子に生まれ変わることができます。
餃子だけでなく、黒豚にくまんや焼売など具材の餡となる「タマネギ」。 このタマネギ、餃子の王国では1日1トン、数でいうと3,000個が使われています。 年間通して新鮮なタマネギを使うために、春から秋にかけては九州、秋から春にかけては 北海道で収穫されたタマネギを仕入れています。 九州だけでなく北海道へも私たちは生産地を訪ね、生産者に会い、どんなところで、どんな人が、 どんな想いで作っているのか納得したものだけを仕入れています。
餃子の風味に欠かせないのが「にら」。にらも地元熊本県産のものにこだわって仕入れています。 上益城郡益城町、水と緑豊かで自然に恵まれており、果物などの栽培が盛んに行われています。にらもそんな恵まれた自然の中で育っています。 品質向上のために1年通じてビニールハウスで栽培していますが、ビニールハウスは強風に弱いため、強風の時はビニールを剝ぎ取らなければビニールハウス本体も吹き壊される可能性があります。 それと同時に、にらも強い風雨に打たれ出荷できなくなるので、強風の時は夜も眠れません。
餃子にはなくてはならない「にんにく」。 やはり土がよくないと美味しいにんにくが育ちません。 例年、10月中旬頃ににんにくの植え付けを行い、準備のため8月ごろから堆肥を使った土壌づくりを行っています。 植え付けから収穫・乾燥まで責任感を持って栽培をしています。 広い畑を使っているため、シルバー人材の方などいろんな方のご協力をいただき、安全で美味しいにんにくを出荷できております。
「しそ生餃子」「うす皮生餃子(しそ)」に使用されている、独特の風味が特徴の「しそ」。 この風味の素晴らしさは、さまざまなしそを食べ比べ、 試作を繰り返した末に選び抜かれた農園「中原温室」の物であればこそ。 大葉の本来持つ味と香りを作り上げるために土地作りからこだわっています。 微生物が多く増殖できる環境と有機素材をふんだんに使った肥料を入れ、繰り返し発酵、熟成させた畑に自家採取した大葉の種を育苗箱で苗作りし、1ヶ月後1本づつ植えていきます。 そしてさらに1ヶ月後。1番新しい芽の大葉を1枚づつ丁寧に摘んでいきます。
豚肉の旨さを引き出すとても重要な役割を持つ「しょうが」。 こちらも地元熊本県の八代のしょうがを使用しています。実は熊本県のしょうがは高知県に次いで国内2位の生産規模を誇ります。 安定して高品質の生姜を生産できるよう、優良種子の確保、防蛾灯による防虫対策、圃場ごとの作業靴の履き替え、 効率的灌水法の確立など、生産部会で様ざまな技術の向上と実践を図っています。
作り方にもこだわりを持っています
細かく刻んだ新鮮なキャベツと玉ねぎ、 これににらと香辛料としてのニンニクが加わります。 調味料を加え引き立ての豚ミンチに野菜と数種類の香辛料を混ぜて餡が出来上がります。 餡は機械で練り合わせるのですが、軽く合わせる程度。 練り過ぎると、キャベツから水分が出てネチャッとしてしまいます。 肉のうまみと、野菜の風味をうまくミックスしながら、 さくっとした口当たりに仕上げるため、野菜は原型をとどめている程度に仕上げるのがコツ。 混ぜ合わせた餡を包む皮は当社オリジナルにブレンドした粉を使用。 そのブレンドの比率、混ぜ合わせるタイミングすべてが、パリッとした歯応えが楽しめるように計算されています。
麺体という餃子の皮の素を作ります。1枚1枚の皮の厚さが均一になるように、 チェックすることが重要です。
仕上がった皮にねばりけが出るよう、 粉を混ぜ合わせる段階で空気を充分含ませることがポイント。
あまり練りすぎると、野菜から水分が出てネチャっとしてしまうので、軽く混ぜあわせる程度で抑えます。
キャベツはカットした後、水気を切るために遠心分離器にかけます。
肉に粘りが出るよう、しっかり混ぜ合わせます。そうすることでほっこりジューシー、ふんわり柔らかい餡が練りあがります。
そして作りたての「生」の状態を、焼き上げる直前の瞬間まで鮮度を保っているのが「高速冷凍技術」。 業務用の冷凍庫でも2〜3時間はかかるところ、-35℃から-40℃の冷凍庫30分後にはカチカチの状態になって出てきます。 この工程があるからこそ、旨味をギュッっと閉じ込めご家庭でも本格的な餃子を楽しむことができます。
梱包もスピーディに
商品の梱包も自社で行なっています。温度管理は徹底されていますが時間との勝負です。 少しでも出来立ての状態を保つため、詰める際には余分な空きが出ないか、商品に間違いはないか、 決められたマニュアルのもと、無駄なく行なわれます。 ご注文をお受けしてから製造・梱包までスピーディに行なっています。 配送はもちろん冷凍車でお届けし、ご家庭で焼く直前までまさに出来立てそのものです。
調理もしやすい工夫
作りたての「生」の状態を冷凍してお届けしているため、餃子を焼くのはどうしてもお客様のご家庭になります。 ですが少しでも調理の負担を減らすため、簡単に焼けるようになっています。 フライパンに餃子を並べたら熱湯を入れて約5分焼くだけ。 焼き方のレシピも同梱していますので、どなたでも簡単に調理可能です。
たった1個の餃子にも、さまざまな人の想いが込められています。